【音楽】良い曲とは?
こんにちは、高橋大地です。
今回は良い曲とは?というテーマです。
世の中たくさん良い曲があります。そしてそれは1人ずつ違うものだとも思います。
しかし良い曲にはただ1つ、共通していることがあります。
目次
曲の本質は『メロディー』
結論から言うとこれです。『メロディー=主旋律』です。
メロディーが、曲の主役であり、それが優れているほど「良い曲」になります。
みなさん曲を思い出す時、何を頭の中に鳴らしますか?そうです。『メロディー』ですよね。
これはどのジャンルの音楽でも同じです。そしてどのジャンルでも、ほぼ『メロディー』があります。
クラシックでもジャズでもポップでもロックでも、なんでもメロディーがありますよね。
『メロディー』が主役
誰もが聴いているのがメロディーであり、それで曲を判断しています。
メロディーが主役であり、伴奏は脇役です。
例えば、メロディーがなくて「ギターのパワーコードがギャンギャンなっているだけ曲」「ドラムがドコドコドコドコしているだけの曲」があったとしたら、どう思いますか?
そんな曲はほとんどないと思いますが、聴くに耐えないと思います。笑
でもそれが主役であるメロディーの後ろで鳴っていたら、納得できるし気持ちいいのです。
優れたメロディーとは?
では、優れたメロディーとはどういうものか?
それは共通して、
- 馴染みのあるメロディー
- 少し意外性があるメロディー
だと思います。
解説していくと、
「馴染みのある」というのは「覚えやすい」ということです。
例えば童謡などはすごく覚えやすいですよね。「さーいーたー、さーいーたー、チューリップの花が」の童謡『チューリップ』とか、一回聞いただけで覚えられる。
逆に、よくジャズなどで聴く難解なアドリブ・インプロビゼーション。曲の間奏などで使われてカッコいいですが、もしこれを曲として終始やっていたら、「なんじゃこりゃ!?」と、馴染みがないし覚えられないですよね。
次に、「少し意外性がある」。
これは「飽きにくい」ということです。
そして「少し意外性がある」の「少し」がポイントで、
例えば、童謡『チューリップ』のメロディーでは、簡単過ぎて覚えやす過ぎて意外性は全くないです。
逆に「難解アドリブソロ」のようなメロディーを、曲として終始聴かされたら何がなんだかサッパリ分からず意外性があり過ぎます。
この「覚えやすい」と「飽きにくい」が合わさったメロディーが優れたメロディーということです。
【豆知識】作曲=メロディー作り
作曲とは「曲」を作ることです。
もっと細かく言うと「曲」=「メロディー」です。
著作権のルールで決まっているのですが、メロディーを作らないと『作曲者』を名乗れません。どれほどカッコいい伴奏を作っても『作曲者』を名乗れないんです。
例えば、バンドのギター担当のAさんがとてもカッコいいフレーズを作ってきたとします。それをベース担当のBさん、ドラム担当のCさんに聴かせて、3人で一緒に、1曲分の長さの伴奏=オケを作ったとします。
それをボーカル担当のDさんが聴いて、Dさんがその伴奏にメロディーを付けたら作曲者はDさんです。笑
Aさん、Bさん、Cさんは「全部持っていかれた!なんでだ!」と思うかもしれませんが、その3人は編曲者なのです。
とても良いレコーディングスタジオで録った曲は「良い曲」?
もしかしたら、「とても良いレコーディングスタジオで、優秀なエンジニアでレコーディングした曲は『良い曲』なはず!」と思ってる人もいるかもしれません。
ですがそれは、「良い音でレコーディングできた曲」だとしか言えません。
「良い音」で音楽を届けるのは大事なことですが、それをしただけで「良い曲」に変身するわけではありませんよね。
まずは「良い曲(優れたメロディー)」を作ることが先です。
逆に言うと、「良い曲」がないのに、良いレコーディングスタジオや優秀なエンジニアにお金をかけるのは本質がズレている、と思います。
「良い歌詞」が付いていたら?
「良い歌詞が付いているから"良い曲"だ」というのも、やはり違います。
なぜ、違うと言えるか。この言い方だとメロディーを無視しているからです。
例えば、お経に良い歌詞が付いていても「良い曲だ」と思わないと思います。「良い歌詞なのになんでこんなお経みたいなメロディーなんだろ?」って思うと思います。
なので、やはり良い曲というのは優れたメロディーを持つ曲のこと。
「良い歌詞に優れたメロディーがついているから良い曲」なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人それぞれ「良い曲」の価値観は違いますが、共通して言えることは『メロディー』の部分だと思います。
「メロディーこそ全て」です。
ALL YOU NEED IS MELODY
それでは!