ALL YOU NEED IS MELODY

ミュージシャンです。楽器初心者〜上級者、音楽ファンまで。音楽活動や音楽を楽しむ上で役立つことや、最新音楽情報をお届けします。ときどき生活面のことも。オリジナル曲をYouTubeで公開してます、ぜひ下のプロフィールまで。

【音楽】バンドは絶対にリーダーが必要

こんちには、高橋大地です。

 

今回はバンドは絶対にリーダーが必要というテーマです。

f:id:daichi_takahashi:20200328153509j:image

目次

僕のバンド経歴

僕は、高校生から約8年半ほどバンドを組んでいて、現在はソロ活動をしています。

やってきたバンドの数は3~4くらいで、あまり多くありません。

売れるようなバンドではなかったのですが、バンドはとても楽しく、そして大変です。

 

その経験から分かったことをお話していきたいと思います。

 

バンドは小さい会社

バンドは小さい会社です。

曲を作り(生産)、ライブをし(営業)、宣伝をし(広告)、音楽を売る(販売)。など。

良い曲だけを作るだけでもダメだし、良いライブだけをするのでもダメです。すべて同じ大切なことです。

 

そしてバンドは好きで入った会社です。

今、働いているような「まぁ好きじゃないけど稼げるから」といった会社ではなく好きで入った会社だから、やるべきことが面倒臭いはあり得ないです。

 

絶対にリーダーが必要

会社には、ほぼ全ての最終決断を下す社長がいます。社長が作った会社です。

社長がワンマンで、少しも社員の気持ちを考えずに仕事を与えたりしたら社員は離れていくかもしれませんが、社長がいなければ何も決まりません。

 

それはバンドも同じです。

リーダーがいなければ何も決まらない。

バンドは仲良しこよしになりやすいです。もちろん仲良しは良いことですが、メンバーの顔色をうかがわず最終決断を下すリーダーは絶対必要です。

会社の社長が「じゃあどうする?」とみんなに意見を聞き始めたら、時間もかかるし、頼りなく思えてくると思います。

 

また、多数決を取ることにより『良いアイデア』だったのが、多くの人の意見を通すことで『普通、平均的なアイデア』になってしまうことが多いのです。

 

リーダーを今すぐ決めろ

リーダーを信頼し、リーダーの言うことに「それでいこう!」と乗れるメンバーではないと、バンドは停滞します。

 

今バンドを組んでいて「誰がリーダー?」という質問に即答できないバンドは、すぐにでもリーダーを決めるべきです。

もしかしたら、リーダーを決めることの方が、新曲のアレンジとかよりも時間がかかるかもしれません。でもバンドを続けていくためには今やっている新曲より大事なことです。

 

個人のプライドは屁のようなもの

バンドは、ボーカル担当は歌が1番良い人、ギター担当はギターが1番良い人・・・というようにそれぞれ違う楽器のスペシャリストがいます。

同じ楽器で上手い・下手が分かれば、同じ楽器の人に指示や思ったことが言いやすいですが、バンドはそれぞれ違うスペシャリストなので、なかなか言いにくいところがあります。

 

ここで邪魔なのが、個人のプライドです。

やはり、楽器ができる人というのはある程度「こだわり」があります。

ですが、バンドで1番大事なことは「良い曲を作ること」「良いバンドになること」です。

各メンバーがその想いを持ち、認識することが1番大事です。「こういうプレーをしたい」「こういう速弾きをしたい」「こういうことはしたくない」という、いわゆる「エゴ」はかなり邪魔なのです。

 

どんな人がリーダーになるべきか?

リーダーになるべき人はどんな人でしょうか?

「まとめるのが得意な人?」

「声が大きい人?」

「楽器が上手い人?安定している人?」

 

いいえ、違うと思います。

リーダーになるべき人は、今の段階で曲を1番多く作っている人です。その人が指揮を取るべきです。

 

なぜ『今の段階で曲を1番多く作っている人』なのか? 

2つポイントがあります。

  1. 「曲を作っている人」が1番偉いから。なぜ偉いのか?→曲がないとバンドは動けないから。とてつもなく上手い人がいても、曲がなければ存在意義がないから。
  2. 「1番多く作っている人」が今のところ1番偉いから。その後「1番多く作っている人』が変わる場合があるから。

 

2番目の、「1番多く作っている人が変わる」というのは、途中でメンバーが作曲に目覚めて、作曲数が上回るケースです。

この場合、再度リーダーを決め直す必要があると思います。社長が2人いるようなものです。副社長を決める必要があります。

 

バンドで1番大事なのは『曲』

何度でも言います。

バンドで1番大事なのは「曲」です。

会社で言えば「製品」です。

 

曲が無いバンドっていないですよね?

楽器が欠けていながらも「自分たちはバンド」と名乗っているミュージシャン(例:2ピースバンドなど)はいますが、曲が欠けているバンドはいないはずです。

逆に言ってしまえば、曲さえあれば楽器は最低限でいいのです。バンドといえば歌・ギター・ベース・ドラムですが、最低、歌とアコギ、歌とベース、歌とドラムでも「曲」になるんです。

 

「俺がいなきゃバンドはダメだ」じゃないんです。「曲がなきゃバンドはダメだ」なんです。

 

そのためには曲を作ってきてもらった人は、もっと曲に感謝をすべきです。

そして、曲が気に食わないのなら脱退を考えるべきです。脱退して、もっと良い曲・自分が気にいる曲を作る人を見つけましょう。

 

おわりに

バンドは本当に楽しくもあり、大変です。

バンドをこれから組もうとしている人、もう組んでいる人が参考にしてくれたら嬉しいです。

 

本当に会社なんですよ。

社長(リーダー)を決めましょう。

そして製品(曲)に感謝しましょう。

 

 

それでは!